知っている葬儀社があれば、葬儀社にも連絡をする。
もし葬儀社の心当たりがなければ、お寺の方で安心できる葬儀社を、紹介します。
●注意点
日頃から自分の宗教を確認し、気軽に相談できるお寺を、探しておくべきです。
「どのようなかたちで、葬儀をしたいのか」という家族の希望を、葬儀社に伝える。
ある程度予算等も、キチンと伝えておいた方が良いでしょう。
お寺とも連絡を取って、日程を決めて下さい。
●注意点
信頼できる業者を選択しておかないと、後から不当な請求書がきたり、
法外な追加料金がきたりして、大変なことになることもあります。
服装:喪服。念珠を持参
通夜葬儀の会場は、自宅、集会場、市営斎場、もしくは葬儀社の斎場又は、お寺になります。
式の時間は一時間程度ですが、式後会葬者に対して、軽い食事等の振る舞いがありますので、
ご遺族は式に引き続いて、会葬者に対しお礼の気持ちを伝えて下さい。
●注意点
看病等で、心身共にお疲れのことでしょうから、あまり無理をし過ぎない方が、良いでしょう。
翌日の葬儀に差し支えるようなことがあっても大変です。休まれるときには、蝋燭は消して下さい。
火事にでもなったら大変です。
服装:喪服。念珠を持参
出棺の時、親族代表から会葬者に対し、ご挨拶があります。
この場では、感謝の思いが伝わればそれで充分です。長々と話す必要はありません。
式後火葬場に行き荼毘にふします。遺骨は、通常喪主が自宅に持ち帰り、仏壇のそばに四十九日までは
安置します。こちらの方ではご葬儀の日に、繰り上げて初七日法要も勤めるケースが増えてきました。
●注意点
幼稚園の卒園式じゃないんだから・・・、テレビ等の影響を、あまり安易に受け過ぎるのも、
いかがなものかと思います。最後の儀式です。心を込めて、葬儀を出して上げて下さい。
「いのちの尊さを、考える大切な機会です。」故人が、最後に自分自身の命をかけて、
大切なことを示して下さっているのです。特に、子どもや孫も一緒に参加させて下さい。
「いのちの、はかなさ」を、しっかり見届けさせて下さい。子どもは大人以上に感性が豊かです。
人の命の、はかなさを通して、「いのちの尊さ」を知ることが出来ます。それも大切な教育です。
「仏事は一切やらない」という覚悟があれば、徹底すべきでしょう。でもそういう人に限って、
自分にとって都合の悪いことが続くと、すぐ先祖のせいにしたり、日柄とか方角とかに振り回されて、
オロオロしてしまうですよねー・・中途半端はよくありません。
かけがえのない方との別れの悲しみを通して、日頃なかなか触れることのない、仏の慈悲に出逢うことも、
大切ではないかと思います。
葬儀がすんだら「はい、おしまい」ではありません。故人との別れの悲しみは、
それこそ、葬儀を終えて、親戚や、身内がみんな帰った後から、じわじわと、押し寄せてくるものです。
その悲しみを縁として、今までは、手を合わすこともなければ、仏法を聞く縁も無かった自分自身が、
少しでも、亡き人から向けられていたご恩を、受け止め、少しでも仏の慈悲に触れた時、
「あー有り難いことだったナー」と気づく時、そこに「こころの転機」が、自然と見えてきます。
仏事の意義は、そこにあるのです。是非、ご住職を招き、御法話を聞いて下さい。
お経だけ上げて、法話をしないで帰るお寺さんの場合、私のお経のCDで、充分です。
●注意点
●注意点
渋滞の少ない安全な道を選べば良いです。
葬儀から帰ってきて、塩をまく必要もありません。
(塩を使うのは神道です。仏教では使いません。)
まして「お清め」等という言い方は、「けがれ」に対する言葉です。掛け替えの亡き人の葬儀が
まるで「けがれ」であるかのような、受け止め方は、すべきではありません。
自分の電話や、住所を明確に教えない、悪徳坊主にご注意!
「改装中だから、近くのお寺に頼んで下さい。」などと、無責任なことをのたまうのが特徴。